備前焼の特性

  1. 備前焼は、別名濡れ器といいまして、水につけるとしっとりとした艶がでて、器肌を楽しむことができます。窯変の器であれば朱色の赤がよりいっそう鮮やかに発色してまいります。そういった土味をお楽しみくださいませ。
  2. フリーカップ(麦酒杯)、ビールジョッキは冷凍庫で冷やしてから、ビールを呑むと最高です。ビールの注ぎ方は、ビールを細く少しづつ注ぎコップの半分まで注いだところで少し休みます。再び、コップの上まで注ぎ足します。極めの細かいクリーミーな泡ができます。この泡がビールの蓋をしてビールの気が抜けません。こうして呑むとビールを最後まで美味しくいただけます。
  3. 備前焼は器の浸透性で水が腐りにくく、花が長持ちするといわれています。花器は単に花を生けることができるだけでなく、花の美しさを引き立てるという「実用の美」を備えています。備前焼は器が地味なので花が生き生きとしてみえます。特に、木の花に咲いた花(ロウバイ、梅、椿、桃 ・・・・)等を生ければ最高です。
  4. 備前焼の徳利は厚手で、熱燗のお酒が冷めにくく、ぐい呑みも冷めにくく、手に持った感じも独特の雰囲気を醸して、お酒を美味しくしてくれます。また、貯蔵瓶として、徳利に日本酒、焼酎、ウィスキーの大衆酒をいれておくと味と香りがして、さらにまろやかになり、とても美味しくなります。

備前焼を末永く安全にご愛用して頂くために

 備前焼をご愛用賜り有り難うございます。いつまでも安全にお

使い頂くために、次の点にご注意くださいますよう御願い致します。

 

  1. 備前焼は良質の陶土を長い日時をかけてじっくり焼き締めております。 熱に敏感で、急激な温度の変化で破損することがあります。
    ☆急に熱湯を注ぐとか直接火に掛けるとかしないででください。
    ☆食器等は、最初にご使用される時は、きれいなぬるめのお湯に五,六分浸してから、お使いください。
    ☆酒は他の容器で燗をして備前焼の徳利に移すのが良いでしょう。
    ☆電子レンジ・オーブンでは使用しないでください。
  2. 備前焼はうわぐすり(釉薬)を使っておりませんので、器肌がなめらかではありません。しかし、使うほどになめらかになってまいります。
    ☆花台、テーブル、棚などに傷がつくことがあります。敷物をしてお使いください。
    ☆備前焼を漂白剤につけると表面が白くなることがあります。洗浄される際は、中性洗剤やぬるま湯、又は水で洗ってください。またタワシで洗われるのもお勧めです。器肌が滑らかになります。
  3. 備前焼は堅牢な焼き物です。地震などで倒れたり、落下して人体にあたったら大変です。安全な場所でお使いください。
  4. 使用後は洗ってからよく乾かしてしまっておきましょう。また、箱などにしまう時も、よく乾かして収納しましょう。湿った状態では、カビの原因になります。
備前焼の窯の中の温度が1200度に達し炎が飴のように見えます。
備前焼の窯の中の温度が1200度に達し炎が飴のように見えます。

 

 

備前焼の焼成

 

備前焼は釉薬も使わず絵付けもしません。高温で二週間前後もかけてじっくり焼き上げた独特の焼物で、それが自然に「わび」「さび」 の境地につながり、土の持ち味と炎によるその自然の焼成が千差万別、飽くことがないことによるものである。

焼物を焼く温度が800度以下のものを素焼き、それ以上を焼き締め、1000度以上を本焼という。備前焼は本焼きであり、しかも1200度以上の高温で何日間も焼き続けられる焼物である。

 

焼成を大別すると以下のようである。

 

1、胡麻(ごま)焼

備前焼を印象づける一般的な焼成で、燃料である松の木灰が

作品に付着し、あたかも胡麻を振りかけたように黄かっ色に焼き上がったものをいう。焼き上りによって胡麻だれ、飛び胡麻、色胡麻、かせ胡麻などと呼ばれ多種多様である。

 

2、窯変(ようへん)焼

赤黒い灰色の「ごげ」のできたように焼き上ったものを言い備前焼中の華である。作品が燃料の松灰に埋り高熱のため自然にできたもので、陶土に含まれている鉄分が炭素と化合して変色し、そのまま作品に付着して焦げついたためである。窯変は本来は「桟切り」ともいわれ、窯を桟で仕切ったスアナへ置いた作品がこうした焼成となる。

 

3、桟切り(さんぎり)焼

窯床においてある作品が灰に埋もれ、火が直接あたらないものと、空気の流れが悪いのが相まっていぶし焼(還元焼成)になったために生じる窯変で、ネズミ色・暗灰色・青色等がある。

 

4、緋襷(ひだすき)焼

素地が白色あるいは薄茶色のものに赤い線があるものをいう。本来は作品がくっつくのを防ぐため、藁を間にはさんだり巻

いたりして、大きな作品やサヤの中に入れ、直接火が当たらないようにして焼いたものである。  

備前焼の焼成中、色見本を窯から取り出しているところ
備前焼の色見本

 備前焼の色見本を窯から取り出すところ

 

(全国どこでも)          配送料 600円 (1梱包)                                                  

代引手数料          250円 (1梱包)

             

この度は当店ホームページご来店有難うございます。    店長の川野と申します。  お客様に安心してお買いものしていただけますよう   迅速な対応を心掛けております。               作品のサイズ 、画像のアングル、備前焼についての      ご質問等が御座いましたら   ご遠慮なくお問い合わせください。 どうぞ宜しくお願いします。            

Email               rggsh406@ybb.ne.jp  

TEL:082-843-0303

携帯:090-6438-5181